皆様、はじめましてARと申します。
この記事では、私が本業で行なっている電気工事についての解説をしております。
皆様、この記事を公開したキッカケは、建設現場において、盤のファンが200V対応にしないと電圧降下で電気を供給出来ず、やむ終えず、200VのOAコンセントから機器へ端子を接続せざるを得ない状況となったため、C13-14ロック付きケーブルにニチフ圧着端子丸型を接続し、機器へ電源供給する事が出来ました。
そんなお困りの状況になった人のために、その際の作業手順を公開します。
- 1 ニチフ圧着端子の丸型を加工する方法公開
- 2 ニチフ圧着端子の丸型を加工する方法公開
- 3 まとめ
注意事項
ただし、これは、電気工事士の資格を持った方だけの活用としてください。
電気は非常に危険なため、予備知識もなく、触れる事はないようにお願い致します。
ニチフ圧着端子の丸型を加工する方法公開
こちらは、ニチフの絶縁被覆付きの圧着端子の丸型に2mmのより線を接続する手順が主な記事内容となります。
今回、この手順を公開した理由ですが、200V OAタップコンセントの場合には、ケーブルの受けが、C13アウトレットとなってしまっているので、普通のコンセントでは取付が出来ず、専用のコンセントが必要となり、さらに、そこから、機器への電源供給のため、丸型端子を付けざるを得なかった事からはじまりました。
この方法を考えるまで、大変悩みました。
そこで、皆様にこの取付方法を公開することを決めました。
是非ともご参考ください。
ニチフ圧着端子の丸型を加工する方法公開
ここからは、実際に、ニチフ圧着端子の丸型を加工する全作業手順を解説していきたいと思います。
Operation manual<作業手順書>
Material tool_<使用材料・工具紹介>
まずは、施工に使う材料、工具の紹介です。
使うものは、特殊な材料ばかりですが、メーカーに頼めば取り寄せ出来るでしょう。
ご参考ください。
使用材料
・絶縁付端子 丸型2
・C13ロック付きケーブル
・安全ブレーカ付200Vコンセント
使用工具
・ニッパー
・カッターナイフ
・圧着工具
Work order_<作業順序>
作業を行う順番を上から並べました、この順番で作業を計画しましょう。
- C13ロック付ケーブルのC14側を切断
- C13ロック付ケーブルの被覆剥がし
- 銅線の被覆剥がし
- 絶縁付端子 丸型2の圧着
- 安全ブレーカ付200Vコンセントに接続
- 機器の端子へ接続
Work process1_
まずは、C13ロック付ケーブルを用意します。
こちらのケーブルのC14側をニッパーで切断します。
ニッパーの使用
すると、切断面から2mmの被覆付きのより線が中に入っているのがわかります。
※こちら、既製品を加工すると、メーカー保証は無くなります。
もし、工事を行う際には必ず自己責任で行ってください。
Work process2_
続いて、2mmの被覆付きのより線に丸型端子を接続したいため、周りの外皮を剥がします。
これは、カッターを使用します。
カッターの使用
この際に、必ず、カッターの刃が被覆を傷付けないように切断してください。
被覆に傷が入ってしまうと、絶縁不良の原因となりますので、ご注意ください。
Work process3_<銅線の被覆剥がし>
続いて、銅線のより線を出すために、被覆を剥がします。
こちらの作業もカッターを使用しましょう。
カッターの使用
剥く長さは約1cmです。
こちら、被覆の中に被さるので、あまり、多くの銅線を出さないようにお気をつけください。
Work process4_<絶縁付端子 丸型2の圧着>
こちら、剥いた被覆付き銅線に絶縁付端子 丸型2を圧着し、加工します。
圧着工具の使用
圧着工具の圧着場所を間違えないようにしてください。必ず2の場所で圧着してください。
この際に、自然に圧着工具が開くまで押さえ付けてください。
自然に開いたら、完成です。
Work process5_<安全ブレーカ付200Vコンセントに接続>
こちら、完成したケーブルのC13側を安全ブレーカ付き200VコンセントのC13アウトレット側に接続します。
これで、200Vコンセントから機器への電源供給の準備が整いました。
Work process6_<機器の端子へ接続>
こちら、圧着した丸型端子を機器へ接続します。
これで、200Vコンセントの安全ブレーカを入れたら電源供給が出来ます。
200Vコンセント安全ブレーカ
この、機器接続の際に、必ず、安全ブレーカはOFFでお願い致します。
ブレーカをONの作業は大変危険です。
というか、下手したら感電の危険有りです。
アークが飛びます。
まとめ
皆様、いかがでしたでしょうか?
万が一、200Vコンセントから機器へ電源供給したい際には、こちらの方法をご利用ください。
きっと、電源供給出来るでしょう。
ただし、この工事は完全に自己責任となりますのでお気をつけください。
留意事項
こちらの記事は、あくまでも作者の主観であり、間違い等、あるかもしれません。
ご了承ください。
また、その際には、ご指摘頂けますと幸いです。
記事内容について
記事内容をご利用するのは自由ですが、作者が責任を負うことは出来ませんので、ご利用する場合には自己責任でお願い致します。
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最後までご覧頂きましてありがとうございました。
この記事があなたのDIYの知識向上に少しでも貢献出来ましたら幸いです。
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