引っ掛けシーリング取り付け方法公開

皆様、はじめましてARと申します。
この記事では、私が購入した空家の再生方法である電気工事についての解説をしております。

皆様、古い家において、屋内照明に、ケーブルが直に接続されている事があり、照明が壊れた際に、新しい屋内照明を専門業者でないと出来ない場面があると思います。

その際に、自分で、引っ掛けシーリングを取付けるための手順を公開します。

Before

注意事項

ただし、これは、電気工事士の資格を持った方だけの活用としてください。

電気工事は資格を保持していない人が行ってはいけないと法律で決められております。

電気は非常に危険なため、予備知識もなく、触れる事はないようにお願い致します。




引っ掛けシーリング取り付け方法公開

この工事を行ったきっかけからお話させて頂きます。

戸建No.4を再生させていた途中で、天井に漆喰を塗る作業を、していたところ、屋内照明を外さなければならない、場面に出くわしました。

外してみたところ、なんと、屋内照明にFケーブルが直に挿されていたのです。

Fケーブルを屋内照明から取り外し、代わりに、引っ掛けシーリングを取付る事を決めました。

そこで、皆様にこの取付方法を公開することを決めました。
是非ともご参考ください。

*Fケーブルとは

主に、住宅の電気系統の配線に用いられる一般的なケーブルのことをいいます。「F」とは、「Flat type」を意味します。銅の心線がビニール樹脂で二重に覆われ、2芯と3芯、がメインで使われております。

戸建では、2芯が多い印象です。

引っ掛けシーリング取り付け作業手順の解説

ここからは、実際に、引っ掛けシーリングを取付ける全作業手順を解説していきたいと思います。

Operation manual<作業手順書>

Material tool_<使用材料・工具紹介>

まずは、施工に使う材料、工具の紹介です。
使うものは、特別なものはなく、DIYをされている方は必ず持っているものばかりとなります。

ご参考ください。

使用材料

・引っ掛けシーリング
・取付ビス

使用工具

・電動ドライバー
・脚立
・ニッパー

Work order_<作業順序>

作業を行う順番を上から並べました、この順番で作業を計画しましょう。

  1. 足場の準備
  2. Fケーブルの被覆向き
  3. 銅線の皮剥き長さの確認
  4. 銅線の皮剥き
  5. 引っ掛けシーリングへ電線の差込
  6. 引っ掛けシーリングの天井固定

Work process1_<足場の準備>

まずは、足場を用意します。
引っ掛けシーリングは、天井に固定しますので、天井まで手が届く脚立を用意します。

脚立を使用

私は、普段は脚立を利用しています。
理由としては、小さく、スペースを取らないため、どこでも、天井へのアクセスが出来る様な脚立が理想です。

Work process2_

足場を利用してFケーブルへアクセスします。天井から出ているFケーブルを掴み、被覆部分のみ、ニッパーで切り飛ばします。

作業手袋とブレーカーのオフ

この時に、必ず分電盤のブレーカーをOFFにしてください。
ONのまま作業を行うと、Fケーブルの銅線部分に触れてしまうと、アークの火花が飛びます。大変危険なので、作業用手袋をはめて作業を行いましょう。

被覆剥がしの注意事項

こちら、Fケーブルの被覆を剥がす時に、銅線の被覆まで切ってしまい、銅線が出てしまう事があります。

これは、非常に危険な状態となりますので、こうなった場合には、再度、Fケーブルの被覆を剥ぎ直してください。

白線から銅線部分が見えています。これは、ダメです。

Work process3_<銅線の皮剥き長さの確認>

Fケーブルの銅線を出すに当たり、必要な長さが決まっています。
これは、引っ掛けシーリングの側面に長さの記載がありますので、こちらを参考に長さを決めましょう。

Work process4_<銅線の被覆剥ぎ>

銅線の皮を剥く長さを決める作業が終わりましたら、続いて、そちらの長さに銅線を出すために、銅線の皮を剥がしていきます。

注意事項

この時に、銅線全てを切ってしまわないようにご注意ください。

私は、2回程、銅線全てを切ってしまいました。

被覆に少し、キズが入るくらいで大丈夫です。

あとは、作業手袋をした手で引っ張れば抜けます。

Work process5_<引っ掛けシーリングへ電線の差込>

引っ掛けシーリングの電線差込口に、被覆を剥いた銅線を差し込んでいきます。

この時に、必ず、白い線を接地線として、入れてください。

これを間違えると、大変な事になるので、くれぐれもご注意くださいね。

Work process6_<引っ掛けシーリングの天井固定>

引っ掛けシーリングに電線の差込が終わったら、引っ掛けシーリングを天井に固定します。

この時に、引っ掛けシーリングに天井へ固定用のビス取付穴がありますので、そちらに、ビスを入れ、電動ドライバーで固定しましょう。

これで、引っ掛けシーリングの天井面設置は終了です。

 

After




まとめ

皆様、いかがでしたでしょうか?
引っ掛けシーリングが天井に固定出来るようになると、電線だけの場合にも、シーリングライトを取付られるようになりますし、その後、誰でも、屋内照明を付けられるようになりますので、是非とも、お試しください。

留意事項

こちらの記事は、あくまでも作者の主観であり、間違い等、あるかもしれません。
ご了承ください。
また、その際には、ご指摘頂けますと幸いです。

記事内容について

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To Readers

最後までご覧頂きましてありがとうございました。

この記事があなたのDIYの知識向上に少しでも貢献出来ましたら幸いです。

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ブログ管理人紹介

はじめまして、ブログ管理人のARです。 なぜ、ARと名乗っているのかというと、私の一番好きな英語のことわざで 「All Roads lead to Rome」 のAとRをとって、ARとしています。 経歴_現場監督10年以上、約20棟以上の建物の施工に携わる。その経験を活かし、空家再生事業をスタート。DIYで家を再生させ、必要な人に貸す事により、空家問題解決に準力を注ぐ。その際に研究したDIYの技術をいろんな人に役立てて欲しいとの思いから、ここに公開を決意。また、日本で1番大きな大家の会である、大日本図面舞踏会の管理人を務めている。CADによる図面作成が得意なため、DIYをする人のために、図面作成も行なっている。 また、DIYの技術を広く広めたい、DIYの楽しさを多くの人に知ってもらいたいとの思いから、DIYの指導を行なっている。人それぞれの良いところがあるように、家にもそれぞれ良いところがある。その良さを引き出してあげるのが、DIYの本当の面白さであり、醍醐味です。〜DIY is Everything in My LIFE〜

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